厳選!おすすめ授業紹介
学び
2022.11.24
ごきげんよう。ここでは、日本文化学科の3年生が厳選する、おすすめの授業を紹介します。学習院女子大学の魅力をもっと知りたい方、履修登録に悩んでいる方はぜひご覧ください。
※この記事は2022年度の授業内容をもとに作成されています。年度によって開講科目や内容が変わることがあるのでご注意ください。
1.伝統文化演習VD(茶道)
伝統文化演習ⅤD(茶道)は、演習形式の授業で、人数が限られているため、事前に申し込みを行います。全学年、全学科の方が申し込み可能ですが、申し込みした方の中で抽選を行い、当選した方のみが受講できる授業です。この授業では、茶道の作法を学び、実際にお茶を点てて飲んだり、和菓子を食べたりして、茶道という日本の伝統文化への理解を深めていきます。初心者の方でも、先生が初歩から丁寧に教えてくださるので、安心して授業を受けることができます。
☆ポイント
茶道の魅力を知ることができる
大学生活の一貫として、茶道という日本の伝統文化に触れることができるのは、学習院女子大学の学生ならではの経験となるのではないでしょうか。実際に演習形式で茶道を経験することによって、日本人として誇るべき文化である茶道の魅力に気付くことができました。受講することができて本当によかったと思っています。
美味しいお茶と和菓子を頂くことができる
毎回の授業で必ず、お茶と和菓子を頂きます。和菓子については、季節に合わせた半生菓子や干菓子など、様々な種類のものを食べることができ、どれも美味しく、見た目も非常に繊細で美しいです。どんな和菓子が出てくるのかは、毎回の授業の楽しみでした。
他の受講生との仲を深めることができる
この授業では、お互いのお茶を点てたり、作法を教え合ったりなど、他の受講生との距離が近く、学年、学科関係なく仲良くなることができます。受講生の中には海外からの留学生もいたので、留学生ともお話できる良い機会になりました!
2.民俗学Ⅰ
民俗学Ⅰは、全学年、全学科の方が受講できます。この授業では様々な資料から、かつての日本の衣食住について学習します。「衣」ではミノやワラジ、「食」では雑穀や発酵食品、「住」では民家の間取りや囲炉裏などがテーマとなります。食においては、「日本人の主食は米である」という常識が覆されるような内容になっているため、衝撃を受けます。多くの発見を得られる授業です。
☆ポイント
日常生活のヒントを得ることができる
この授業は、私たちの生活を見直すきっかけにもなります。私はこの授業を受けて、昔の日本人がモノを一切無駄にせず、環境に優しい生活を営んでいたことを学びました。食品ロスや大量のごみなど、環境問題が深刻となっている時代に生きている私たちに必要な学びであり、自分の生活を見直そうと思えるようになりました。
生活用具を実際に見て、触れることができる
毎回の授業で、講義で扱った道具や衣服、食料などを実際に目で見たり、触ったりすることができるため、昔の生活スタイルをより身近に体感することができます。
俗信の真相を知ることができる?!
実は、座敷童や丑の刻参りなどの俗信や、私たちが幼い頃に聞いた昔話は、日本人の生活スタイルと結びついていることがあります。この授業では、そのような俗信や昔話にまつわる話を聞くことができる点も、魅力の一つです。
3.日本語学Ⅲ
日本語学Ⅲは、2年生から4年生、全学科の方が受講できます。この授業では、先行研究などを踏まえて、日本語の様々な現象の要因を探求していきます。よく耳にする、または実際に使用する日常的な日本語の奥深さを知ることができる、興味深い授業です。
☆ポイント
身近な日本語の疑問を解消できる
「どうして大学生は午後でも友人に対して「おはよう」と言うのだろう?」、「何で日本人は感謝の場面で「すみません」を使うのだろう?」というような、よく考えてみると不思議に感じる日本語の現象を探ります。「なるほど!」と思うことが多く、とても面白い授業です。
日本語の現象と歴史の関わりについて学ぶことができる
日本語の現象には歴史が関わっていることが多くあります。「お嬢様言葉」について学ぶ回がありますが、「お嬢様言葉」には我々の通う学習院女子大学の歴史が深く関わっています。「こんな歴史が日本語の現象に関わっているんだ!」という新たな知見をたくさん得ることができます。
日本語への見方が変わる
私たちは普段、日本語を特段の意識もなく使用していると思います。しかし、私はこの授業を受けて、日本語の奥深さを知ることができ、日常生活の中の日本語を、学習したことと結びつけながら考えるようになりました。日本語の現象を学習する楽しさが実感できます。
4.f-Campus制度について
学習院女子大学、学習院大学、早稲田大学、日本女子大学、立教大学の5大学間では、f-Campusという単位互換制度を設けています。学習院女子大学の授業はもちろん、他大学にも魅力的な授業がたくさんあります。2022年度はオンライン授業のみの実施で、私は「ことばとは何か」、「英語圏のファンタジー」という、日本女子大学の授業を2つ履修しました。学習院女子大学にはないようなテーマの授業で、自分の視野がより広がりました。f-Campusに興味がある方はぜひ、他大学にどのような授業があるのか、下記のURLからチェックしてみてはいかがでしょうか。
(f-Campusホームページ:https://www.f-campus.org/)
5.おわりに
ここでは、私が今まで受講した授業の中から厳選して、おすすめの授業を紹介いたしましたが、学習院女子大学には他にも面白い授業、ためになる授業がたくさんあります。学習院女子大学の授業について、「もっと知りたい!」と思った方は、下記のURLから学習院女子大学の全ての授業について閲覧することができるので、ぜひチェックしてみてください。
(学習院女子大学シラバス:https://g-port.gwc.gakushuin.ac.jp/campusweb_se/slbssrch.do)
この記事を書いた人
日本文化学科
まひ
ドラマを見ることやスポーツ観戦が好きです。
塾講師のアルバイトをしています。