大学生の1日 オンライン授業編(前編)
受験
2021.10.25
2021.10.25
はじめまして。私は国際コミュニケーション学科の2年生です。私は、地元が鹿児島県にあります。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を防ぐために、1年生の秋学期から2年生の春学期までを地元からオンライン授業で受講いたしました。
私のような学生はほんの少しかほとんどいらっしゃらないかとは思いますが、オンライン授業中心の1日の過ごし方をお伝えします。
この記事を書いた人
国際コミュニケーション学科2年
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趣味はお菓子作りや野球観戦で、バスケットボールも大好きです。
1. 学習院女子大学のオンライン授業について
1年生の春学期は全学生がオンラインによる授業でした。加えて私の入試方法は指定校推薦で、当時は書類審査のみの試験でした。キャンパスへの入構の必要はなく、入学式や行事は中止になりました。
2年生からは、大学の方針が対面授業中心になりましたが、遠隔(オンライン)での受講が可能だったため、地元に残ってオンラインで受講していました。ワクチンの接種が済んでいない状態での上京、一人暮らしにはコロナウイルス感染のリスクが高いなどという理由で総合的に判断し、遠隔受講申請を選択しました。従って、2年生になった現在もいまだにキャンパスライフはおろか、大学の門をくぐったことさえない状況です 。
オンライン授業は主にパソコンを通じて受講をしています。たまに祖母の家などの外出先で受講しなければならない時はスマートフォンを利用して受講しています。
2.平日授業日
朝の時間について
起床時間は、その日一番早い授業の始業時刻によって変わります。
大学生は自分で時間割を決めるので、日によって授業数が違うのですが、例えば最初の授業が1限目の場合、始業時刻が9時なので最低でも30分前には起床しています。
通常の対面授業であれば、通学に費やす時間と準備にかかる時間を考慮し逆算する必要があります。しかしオンライン授業は自宅で受講でき、準備する時間が短縮できます。
また、課題や予習が終わっていない際は、朝の時間を利用して進めることも多いです。このような場合はその時間を計算して早めに起床します。
基礎演習の講義の予習をしています
授業の受講方法
始業時刻の10分くらい前になったら、オンライン授業の行われるzoomに接続します。事前に先生から伝えられているパスワードやURLを利用して、zoomに入室することができます。
授業形態は先生によって異なりますが、私の履修してきた授業ではカメラとマイクはオフで受けることが多く、オンにした状態での授業は全てではなかったです。しかしこのようなケースでは身だしなみを整えなければならないので少し準備に時間がかかります。zoomのカメラに映し出されるのは上半身なので、上の服を着替えて、化粧をして、ヘアセットをします。カメラを使用しない場合は、起きたままの格好で受講しています。マイクを使用する時は指名されたり、発表したりする時です。それ以外はほとんど先生の説明や他の学生の発表などを聞くことになります。
1日の授業は以下の時間割表のように、5時限目まであります。お昼休みには授業の課題を進めたり、仮眠を取ったり、アニメ鑑賞やアイドルの鑑賞をしたりなど、日によって様々な過ごし方をしています。
学習院女子大学HPより
休み時間には好きなアイドルの動画を見て息抜きしています
課題のこと
次に、毎回の課題はその授業を通してのリアクションや、与えられた問題への解答が主です 。学習院女子大学には「G-Port」という専用のサイトがあり、私の場合は全てそのサイトに提出します。
オンライン授業だからといって気を抜くようなことはできません。また、期末考査については授業ごとに異なり、対面授業受講者と同じであるか違うのかも授業によります。オンライン受講者に特別な措置がとられる場合は、テストが特別にレポートに変更してもらえる、またはオンライン上での考査への変更となります。
放課後
終業後は、料理や買い物、送迎など家族と過ごしたり、運動をしに外に出たり、課題を行ったりしています。夜には、課題を進めたり夕食の準備や片付けをしたり、アルバイトを行ったりします。
プレゼンテーションの準備を夜に行っています
3.オンライン授業の中での友人関係
私は1年半オンライン授業を受講していて、キャンパスに通学したことはないので同じ大学の友人と顔を合わせて会ったことがほとんどありません。そんな中、大変仲の良い友人ができたのですが、私がどのようにして友人ができたのか気になるとよく尋ねられることがあるので、少しお話しします。
1つ目がSNSを通じた出会いです。2つ目が授業を通じた出会いです。
SNSを通じた出会い
入学当初は、地元から1人しか学習院女子大学に進学しないことに不安を感じていました。そこで、Twitterの大学専用のアカウントを作成して、ハッシュタグ「春から学女生」というワードで検索して、(なりすましアカウントには十分注意が必要ですが)ネットワーク上 で繋がっていくことで出会いのきっかけをつくりました。
Twitterの中には多くの学女生が交流していて、趣味や好きなことなどを話し、よく会話をするようになった子とはInstagramのアカウントも交換してさらに交流を深めました。コロナ禍での友人関係に不安を感じるかもしれませんが、きっと初めはみんなそうだと思うので、安心してください。
授業を通じた出会い
1年生の時は全員がオンライン授業を受講している時期もありましたが、関東圏に住む学生が大半なので関東圏の学生はその期間に、会ったりしていたようでした。私は九州出身の学生とはなかなかお話しする機会がなかったのですが、授業を通して、夏休み前に隣の県に住んでいた学女生とお話しして、夏休みに初めて会うことができました。その時以降同じ大学の友人と会ったことはないですが、この経験ができたことがとてもうれしかったです。
英語を学ぶ授業ではカメラをオンにした状態だったので気軽に会話でき、方言に気づいた友人が、「もしかして九州の方じゃないですか?」と声をかけてくれたことがきっかけで仲良くなりました。同じ趣味を持っていたり、K-POP好きという共通の話題があったので仲良くなれたと思います。
一度も会えていない友人がほとんどですが、zoomで話す機会を作ってくれたり、一緒に電話をしながら課題を進めたりして、仲を深める機会が数多くありました。中にはお互いの家族構成を理解していて、かなり親密になった友人もいます。いつか会える日を楽しみにして、学校生活を頑張っています。
オンライン授業のイメージが伝わりましたでしょうか?早く安心して通学できるようになってほしいですね。
次回 後編では、土日の過ごし方をご紹介します。
学習院女子大学では土曜日も授業を実施しています。お休みと授業の両立など参考にしてみてください。